天使と悪魔の保険

元保険営業のFPからみた本当におすすめできる保険比較や保険相談サービスを解説しています。嘘なしの辛口解説をしていきます。

【超初心者向け】医療保険とはどんな保険か?【種類とメリットデメリットを簡単に解説】

f:id:miracle1000x:20190901142428p:plain


医療保険を検討するのが初めてなので、何も知らない人「医療保険ってなに? どんな種類があって、毎月の保険料はどれ位?それぞれメリットとデメリットも知りたいな。」

こういった疑問に答えます。

 

本記事の内容

医療保険とは?医療保険の種類・特徴と保険料の例
医療保険の種類別メリットとデメリット

まとめ

 

私の保険営業歴は保険会社勤務時代3年と保険代理店で独立して5年の合わせて8年ほど。現在は保険の代理店向けのスキームをお手伝いしたり、こうしてライターとして活動しています。保険を販売する立場ではないため、保険会社のノルマや商品販売から完全に離れた立場で医療保険について初心者向けに解説します。

 

医療保険とは?

医療保険とは、会社で入っている健康保険のような公的医療保険と、保険会社で入る民間の医療保険に分かれます。この記事で登場する医療保険は民間の医療保険の方になります。入院した時や手術をした時に、入院した日数や手術の程度の大きさによって、給付されるものが多いです。通院も保障される「特約」というオプションが付けられたりします。

 

医療保険の種類と保険料の例

・終身医療保険

・定期医療保険

・貯蓄型医療保険

・引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険

 

医療保険は大まかに分けて4つの種類に分けられます。簡単なそれぞれの医療保険の解説と保険料の例も解説していきます。

 

終身医療保険

終身医療保険は、身が終わるまで(亡くなるまで)保障が続く医療保険です。

毎月の保険料は終身まで一定で変わりません。現在最も人気のタイプの医療保険です。

入院1日当たり10,000円給付されるプランの終身医療保険だと25歳男性で毎月3,000円位、45歳男性で6,000円位、60歳男性で10,000円位です。

女性は男性よりも保険料が少し安くなります。毎月の保険料は加入した時の年齢で決まり、最後まで同じ保険料です。

 

定期医療保険

終身医療保険と保障内容は同じですが、保険が一定の期間で終わってしまう医療保険です。保険に入る期間は選べる場合がほとんどですが、10年で終わるタイプに加入している人が多いです。

保険が終わった後は継続(更新)して加入するか、継続しないか選べます。注意点としては、継続する場合保険料は年齢が上がったその時点で再試算されますので高くなってしまいます。

入院1日当たり10,000円給付されるプランの10年更新の定期医療保険だと25歳男性で毎月2,000円位、45歳男性で5,000円位、60歳男性で10,000円位です。

 

貯蓄型医療保険

一定期間入院や手術がなく、入院給付金の支払いがなかった場合、祝い金や健康還付金がもらえるタイプの医療保険です。東京海上日動あんしん生命のメディカルkitRという貯蓄型医療保険は人気があります。

この商品は70歳まで健康で保険金給付がなかったら、払い込んだ保険料がほぼ全額戻ってくるという特徴があります。

入院1日当たり10,000円給付されるプランの貯蓄型医療保険だと25歳男性で毎月5,000円位、45歳男性で10,000円位です。

 

引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険

引受基準緩和型医療保険は、保険に加入する条件を緩くしていて、今まで保険に入れなかった病歴などがある人でも加入しやすくなった医療保険です。無選択型医療保険は、告知なしで入れる医療保険で、引受基準緩和型よりもさらに加入しやすくなった保険です。加入から一定期間は保障が削減されたり、終身医療保険などと比べると保険料が高かったりします。

入院1日当たり10,000円給付されるプランの引受緩和型医療保険だと25歳男性で毎月5,000円位、45歳男性で8,000円位、60歳男性で12,000円位です。

 

医療保険の種類別メリットとデメリット

それぞれの医療保険にはメリットとデメリットがあります。まずはどの種類の医療保険に加入したいかを決めてから、具体的な医療保険選びをしていくことをおすすめします。

 

終身医療保険のメリット

保障が一生涯続くこと

保険料が加入した時から最後まで変わらないこと

 

終身医療保険のデメリット

途中で保険を解約する場合、定期医療保険よりも払い込んだ保険料は大きくなる

 

終身医療保険はどんな人に向いている?

終身の保障と、保険料がずっと変わらないことに魅力を感じている人、既往歴がない人

 

 

定期医療保険のメリット

更新期間までは保険料が安い

結婚や出産のタイミングなどで保険の見直しや切替がしやすいこと

 

定期医療保険のデメリット

長期間保険に加入する場合、保険料が終身医療保険に比べ割高になること

更新の時に更新しないと保険がなくなること

 

定期医療保険はどんな人に向いている?

とりあえず医療保険に安く入りたい人、他の医療保険に変更する可能性の高い人

 

 

貯蓄型医療保険のメリット

健康な場合でも、病気などで保険金給付を受けても損にはならないこと

 

貯蓄型医療保険のデメリット

保険料が高い

元本よりもお金が増えないこと

 

貯蓄型医療保険はどんな人に向いている?

・保険料を掛捨てするのがもったいないと思う人、お金を貯めたい人

 

 

引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険のメリット

健康上、通常の医療保険に加入できない人でも入りやすいこと

 

引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険のデメリット

・保険料が高い

・通常の医療保険で入れる保険があった場合は、損をすることになること

 

引受基準緩和型医療保険・無選択型医療保険はどんな人に向いている?

通常の医療保険に健康上入れない人、保険料が高くても保障が欲しい人

 

 

まとめ

まとめると、まずはメリットとデメリットを参考にしていただいて、

自分にはどの種類の医療保険が必要かを考えます。そして、その種類の中から最も条件の良い医療保険の候補を検討するようにして下さい。

具体的な医療保険の商品について詳しくは下記の記事で解説しています。

hokenmaster.hatenablog.com

 

 

以上、医療保険の初心者向け解説でした。