【医療保険の判断基準をプロが解説】先進医療特約の優れている医療保険のまとめ
今回のテーマは医療保険の先進医療特約について解説していきたいと思います。
医療保険に加入する人の約9割が先進医療特約を付けているというだけあって、
先進医療特約は入って当たり前の特約だと言えます。
しかし実は、保険会社によって先進医療特約には違いあるのを知っていましたか?
他社の医療保険と比較して、条件の優れた先進医療特約を後程まとめていきたいと思います。
また、なぜ劣るのか、という理由、劣るとどういったデメリットがあるのかを順番に解説していきます。そして、最後に先進医療特約が優れている医療保険をまとめてご案内できればと思っています。
先進医療特約とは
「先進医療特約ってなに?」という方のために簡単に説明しておくと、
先進医療特約とは、厚生大臣が認可する高度先進医療に該当する治療を受けたときに、
技術料や治療の種類に応じて給付金が受取れる特約です。
「健康保険適応の治療だけでなく、先進医療に指定されている治療に挑戦できる権利」だと筆者は解釈しています。
例えばステージの進んだがんに罹ってしまい、保険適応の治療では治すのが難しいとなった場合、「何か他に良い治療法はないか」とみなさん考えますよね。
だけど最先端の治療は健康保険が使えないし、、、医療費が高くて自分には難しい。
そんなときに、高額な先進医療に挑戦する医療費を負担してくれるのが、先進医療特約です。厚生労働省で指定された治療法に限られますが、治療法の選択肢が増えます。
もしかすると、先進医療を受ければがんを治せるかも知れない。このような患者さんの助けになるかも知れません。
筆者は、先進医療特約は絶対に入っておいた方が良いという意見です。
特約の保険料は大体100円~150円位ですから、大きな負担にはならない金額で、いざというときに大変効果のある特約と言えます。
他社よりも優れている先進医療特約とは
先ほど冒頭部分で触れたように、医療保険によって先進医療特約の優劣が存在します。
他社と比較して優れている先進医療特約とは、「更新がなく終身で保障してくれる先進医療特約」です。
医療保険に加入したときの保険料のまま、ずっと保険料は上がりません。
ここでは大きく触れませんが、先進医療特約の支払いが1,000万円まで、としている医療保険と、2,000万円までとしている医療保険が主流です。もちろん金額は多い方がより良いです。
では、話を戻しますが、終身保障の先進医療特約が付けられる医療保険はどこの会社が出しているの?
という方のために、こちらにまとめておきたいと思います。
先進医療特約が終身保障の医療保険のまとめ
先進医療特約が10年更新タイプではなく、終身保障の医療保険を下記にまとめてあるので、参考にしていただけたら幸いです。
こちらに掲載の先進医療特約は、特約保険料が上がらない終身保障になっています。
・「新・健康のお守り」(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命)
・「新CURE」(オリックス生命)
・「さいふにやさしい医療保険」(FWD富士生命)
・「&LIFE 新医療保険Aプレミア」(三井住友海上あいおい生命)
・「メディフィットA」(メディケア生命)
・「終身医療プレミアムDX」(チューリッヒ生命)
通販型の医療保険も対面型の医療保険も両方入っています。
医療保険の保障の相談やアフターサポートも必要という方は、対面型の医療保険を選び、保険料は少しでも安く、自分で色々と調べられる人方は、通販型の医療保険が良いでしょう。
先進医療特約が10年更新の場合のデメリット
先進医療特約が10年更新の医療保険は多いですが、終身保障になっている医療保険も出てきています。
恐らく今後は、終身保障される先進医療特約が主流になってくると筆者は予想しています。保険会社からしても他社の医療保険との差別化が図りやすいからです。
では、「先進医療特約が10年更新だと、どのようなデメリットがあるのか」
について解説していきます。
デメリット: 10年更新の場合は特約保険料が上がる可能性がある
先進医療特約が10年更新タイプの場合は、10年後の更新時に特約の保険料が上がる可能性があります。
私たちからすると、保険料は上がらない方が良いのですが、保険会社側からすると、先進医療特約の支払いが今後増えすぎてしまう可能性があるので、念のため10年更新にしています。
もし先進医療の支払いが大幅に増えることになれば、先進医療特約の保険料を高くして対応できるからです。
今のところ保険会社は、今後先進医療の支払いがどれくらい増えていくかを様子見している状態と言えます。
先進医療特約についてのまとめ
ここまで先進医療特約について、解説してきましたが、
先進医療特約についての知識は深まりましたか?
医療保険の選択基準で、先進医療特約で決めるということはおすすめしませんが、
どちらか迷ったときの、1つの判断材料として覚えておいていただけたらと思います。
アフラックの医療保険「ちゃんと応える医療保険EVER」は入っても大丈夫?【デメリット部分も解説】
アフラックの医療保険「ちゃんと応える医療保険EVER」って人気があるみたいだけど、本当に入って大丈夫かな、保険料が安いけど保障とのバランスは大丈夫かなと心配になっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、他社の医療保険と比べて「ちゃんと応える医療保険EVER」の優れている部分と弱いデメリットの部分の両方を解説していきます。
私が保険営業時代の経験でどんなことが後々困ったのかという体験談も交えて、この商品のデメリットもお伝えしていきたいと思います。
目次
他の保険会社と比較したメリットとデメリット
先進医療特約が終身の医療保険
三大疾病一時金特約が1年に1回もらえる条件の会社
まとめ
他の保険会社と比較したメリットとデメリット
メリット①日帰り入院でも一律5日分受け取れる
簡単な手術の場合、日帰り手術を受けて経過観察は外来に通院するというパターンがあります。そういった病気やけがの場合には、5日分の入院給付金が受け取れるというものです。
他社の通常の医療保険は、日帰り入院は入院に含まれない。もしくは1日の入院として給付金を支払うかどちらかのパターンがほとんどです。
日帰り入院で5日分給付されるのはメリットと言えます。
メリット②通院特約は入院前の通院も給付される
通院特約に入っている人限定ですが、入院の前に通院した日数と入院後の通院日数の両方が保障されます。
入院前の通院は、検査を受け、何度か薬をもらったりしていたが、症状が悪化したので入院した。といったシチュエーションも遡って保障されるということです。
他社の医療保険では入院前の通院は保障されるものは少ないので、メリットと言えると思います。
とはいえどちらのメリットも金額的負担が高額になるケースははあまり考えられないので、すごく大きなメリットかと言われると、「正直微妙」という感想です。次にデメリット部分も解説していきます。
デメリット①先進医療特約が10年更新
「ちゃんと応える医療保険EVER」の先進医療特約は10年更新の特約です。他社医療保険では終身保障の先進医療特約を用意している商品がいくつかあり、この点が大きなデメリットと言えるでしょう。
なぜ先進医療特約が10年更新だと問題なのか
加入したときから10年は今の保険料で先進医療特約に加入できます。裏を返すと10年後にはいくらになっているか分からないということです。
保険会社は、日本人の高齢化が進み先進医療の支払いがどれくらい多くなるのかの予測が難しいため、先延ばしにしているのが先進医療特約です。私の意見では今後利用できる先進医療が増えて、先進医療を使う保険加入者も増えていくという予想をしています。
私でも予想しているのだから、もっと頭の良い保険会社も当然考えています。
保険会社は先進医療の支払いが急激に増える時代が来た時には、先進医療特約の保険料を上げることができるように敢えて10年更新にしているということです。
他社の医療保険では、先進医療特約を終身保障にしているものもあります。この点は今後の保険料に大きく関わってくる可能性があるため、大きなデメリットだいうのが私の意見です。
デメリット②三大疾病一時金が2年に1度しかもらえない
「ちゃんと応える医療保険EVER」には3大疾病一時金特約があります。
三大疾病疾病一時金特約は、【がん、脳卒中、急性心筋梗塞】に備える特約で多くの他社医療保険でも用意されているよくあるメジャーな特約です。
どうなると給付されるかを解説しますと、がんについては、初回のみ「初めてがんと診断確定されたとき」、2回目以降は「がんと診断確定され入院したとき」となっています。
急性心筋梗塞・脳卒中の場合は、初回、2回目以降とも「治療を目的として20日以上入院、または手術を受けたとき」が条件となっています。
上記の条件に当てはまると2年に1度を限度に何度でも三大疾病一時金を受け取ることができるという特約です。
この特約を考えていない人はデメリットになりませんが、もし三大疾病一時金特約を検討している人には1年に1度給付が受けられる医療保険があることを伝えない訳にはいきません。この点は給付金に大きく差が出るデメリットです。
なぜ三大疾病一時金が2年1度だと問題なのか
なぜ三大疾病一時金特約が2年に1度が限度だと良くないかと言うと、特にがんでは2年以内に再発や転移することが多いという統計があるからです。
国立がん研究センターの統計によると、大腸がんを再発した人の80パーセントは2年以内に再発しているそうです。
要するに2年に1回の給付条件では一時金がもらえないケースがかなり出てくるということです。そもそも医療保険に入る理由として、「大きな病気や事故で高額な医療費に備えたいから」という人が多いはずです。
こういった大きな病気になって困ったときに給付金がもらえなければ、「何のために医療保険に入ったの?」となってしまいます。
1年に1度給付が受けられる三大疾病一時金特約がある医療保険を私は強くおすすめしたいです。
先進医療特約が終身保障の医療保険
先進医療特約が終身保障の医療保険はそれほど多くありません。全ての医療保険を網羅できていないと思いますが、主だったよくランキングに出てくるような商品はカバーしています。
新CURE(オリックス生命)
さいふにやさしい医療保険(FWD富士生命)
&LIFE 新医療保険Aプレミア(三井住友海上あいおい生命)
メディフィットA(メディケア生命)
終身医療プレミアムDX(チューリッヒ生命)
三大疾病一時金特約が1年に1回もらえる条件の会社
三大疾病一時金特約が1年に1回もらえる会社は非常に少ないです。他社よりも特約保険料が多少高くても、トータルの保険料が同じであれば十分検討する余地のあるくらい重要な特約です。三大疾病の保障は特に必要ないという方はスルーで構わないと思います。
新CURE(オリックス生命)
&LIFE 新医療保険Aプレミア(三井住友海上あいおい生命)
【医療保険】メディカルKit Rの長所と短所 【こんな人にはおすすめできません】
東京海上日動あんしん生命の医療保険「メディカルKit R」をCMで見て掛捨てでない医療保険があることを知った方も多いのではないでしょうか。
確かに大手保険代理店の売れ筋医療保険のランキングを調査しているサイトでも、いつも上位にランクされています。実際に売れているということですね。
「人気ランキングで上位だからって、私もメディカルKit Rに入って大丈夫かな?」
「メディカルKit Rに興味はありますが、デメリットが知りたい」
こんな疑問を持っている方に向けて、この医療保険がどんな人に向いているか、
逆にどんな人にはおすすめできないか、を解説していきたいと思います。
目次
メディカルKit Rがおすすめできない人とは
おすすめできない理由とデメリットのまとめ
メディカルKit Rがおすすめの人とは
おすすめできる理由とメリットのまとめ
よく比較される他社の医療保険はこれだ
【参考】おすすめの保険加入の方法
メディカルKit Rがおすすめできない人とは
・しっかりとした手厚い保障が必要な人
・健康に自信のない人
・年齢が50歳を超えている人
・メディカルKit R加入後に保険を解約する可能性のある人
おすすめできない理由
しっかりとした手厚い保障が必要な人におすすめできない理由
メディカルKit Rで健康還付金として戻ってくるのは、主契約の部分の保険料です。手厚い保障が必要な場合は特約を付けることになるのですが、この特約部分の保険料は戻ってきません。}
それならば当初から掛捨ての医療保険を選ぶ方が良いでしょう。
健康に自信のない人におすすめできない理由
保険加入の時点では健康でも、この保険は入院や手術で給付を受けるとその額が健康還付金から差し引かれます。全額の健康還付金が必ずもらえるわけではないことを認識しておくことが重要です。
年齢が50歳を超えている人におすすめできない理由
年齢が50歳でこの医療保険に入った場合、最低でも月々の保険料5,500円位になります。70歳になったときに健康還付金でお金が戻ってきますが、その後は5,500円のやや高額な掛捨ての医療保険になります。
最初から掛捨ての医療保険に入るよりも老後の保険料が高くなってしまうことがデメリットと言えます。
加入後に保険を解約する可能性のある人におすすめできない理由
メディカルKit Rは完全に掛捨てではないものの、もし途中で解約するとお金が一部しか戻ってきません。例えば加入後10年で解約した場合、払い込んだお金が40パーセント程度しか戻らないので、保険を解約することは大きな金銭的デメリットになります。
もし途中で亡くなってしまった場合も途中解約扱いとなりますので、このあたりも注意点です。
それから、忘れてはいけないのは、特約の保険料は戻ってこないことです。
少し前に会った方がいて、「特約の保険料も含めて全て戻ってくる」と勘違いしていて、「特約の保険料は戻ってこない」ことを指摘すると、知らなかったとがっかりしていました。
パンフレットやホームページにも「特約の保険料は戻ってきません」と注意書きが書いてありますが、保険営業から説明があったのか、なかったのか分かりませんが、そういった誤解を生みやすい医療保険であることは間違いありません。
メディカルKit Rがおすすめの人とは
・掛捨ての医療保険に魅力を感じない人
・年齢が40歳未満の人
メディカルKit Rのメリット
この商品の唯一と言えるメリットが「払い込んだ保険料が後々戻ってくること」です。
医療保険としての内容や保険料は掛捨ての医療保険にもっと優れたものがありますから、掛捨てはもったいないという考えを強く持っている人にはおすすめできます。
また、60歳ないしは70歳に健康還付金を受け取った後は、掛捨ての医療保険になりますから、若い年齢のうちに加入すれば老後の掛捨て保険料を安くできます。
25歳でメディカルKit Rに加入した人と、40歳で加入した人とでは70歳以降の保険料が毎月数千円変わってくるからです。
貯蓄型の医療保険を探していて、できれば年齢が20代から30代前半の人でしたら、おすすめできます。
よく比較される他社の医療保険はこれだ
よく比較される医療保険は、同じような健康還付金がもらえるタイプでしたら、メットライフ生命の「終身医療保険フレキシィS」の健康還付金特則や、掛捨ての終身医療保険のオリックス生命の新CUREあたりです。
オリックス生命の新CUREについては、別記事で詳しく分析していますので、気になる方は参考にされてみてください。
【参考】おすすめの保険加入の方法
いくつか気になる医療保険が見つかったら自分の年齢や条件で保険料を比較する必要があります。
その際に役に立つのが保険無料相談サービスです。
保険無料相談サービスは完全無料ですから、有効活用してみてください。
【保存版】保険相談サイトはこの3社だけ押さえておけばOK【保険営業の経験から分析しました】
「保険相談サイト おすすめ 比較」などの検索ワードで検索をすると、単純に大手の保険相談サイトやアフィリエイト単価の高い保険相談サイトばかりをランキング上位に入れているサイトを良く見かけます。
保険相談サイトからのお客様と1,000人以上面談した経験がある元保険営業マンの視点で、本当に消費者におすすめできる保険相談サイトを解説します。
全国には多数の保険相談サイトが存在します。全てを網羅するのは到底無理難題ですが、この記事では保険相談サイトをこれから利用しようと思っている人にこれだけは押さえておいた方が良い3つのポイントとその理由をお伝えします。
・大手であること(全国展開が望ましい)
・その保険相談サイトが提携しているFPはどんなFPか?
・自宅や勤務先から保険ショップや代理店が近いか
保険相談サイトの見ておくべきポイントとおすすめする根拠を順を追ってみていきましょう。以下が私の保険営業の経験から顧客目線で考えたポイントです。
大手であること(全国展開が望ましい)
大手の保険相談サイトがおすすめの理由
・商談がある程度マニュアル化されている
大手保険相談サイト(ショップ)は、フランチャイズ化されているところが多いので、商談がある程度マニュアル化されています。
・クレームにならないことが第一の教育がされている
これはある方にはつまらないかも知れませんが、終始きちんとした言葉遣いで、顧客にメリットとデメリットをしっかり伝えることを教育されています。
そのため必要ない特約を付けられたり、不必要な高額な貯蓄型保険に入るように押されたり、そういったことが起こる確率は低いと思います。
大手のショップ系の保険相談サイトは、強引な保険営業が苦手な方に特におすすめできます。
その保険相談サイトが提携しているFPは何社の保険を扱っているか
扱える保険会社が多い方がお客さんにとって良い理由
たくさんの保険会社の商品を扱えると、それだけ比較できる商品数が多く希望に一番合った保険が選べます。
居酒屋を例にすると、サントリーだけしか扱っていない居酒屋よりも、アサヒ、キリン、エビス、オリオンビールなんかも置いてある居酒屋の方がお客さんの好みに応じた選択肢は広くなります。
保険相談サイトの形態は大きく2パターンある
保険相談サイトは「自社で保険代理店を運営している保険相談サイト」と、「自社では保険代理店をしておらず提携のFPを紹介する保険相談サイト」の大きく2パターンに分けられます。自社で保険代理店を運営している保険相談サイトはたくさんの保険会社を扱える保険代理店が多いです。
注意点について
注意するのは提携の保険代理店のFPを紹介される場合です。優秀なFPも多い反面、扱える保険会社が少ない保険代理店のFPもいるため、当たりもあるしはずれを引く場合もあります。一生お付き合いしたいと思える人間性と知識を兼ね備えたFPもいるし、その逆のFPもいます。
保険相談サイトで失敗しないためには
大手保険ショップ系の相談サイト1社と、その他の保険相談サイト1社に相談して、提案内容と長い間付き合うにはどちらのFPが相性が良いか比べるのが失敗のない相談方法だと思います。
自宅や勤務先から保険ショップや代理店が近いか
保険は加入したら終わりではなく、その後も小さな疑問でも気軽に聞けるFPの方がお客さんにとってメリットが大きいです。
拠点が遠方のFPの場合は、距離だけでなく関係性も遠くなりがちです。「遠くからわざわざ来てもらうのも悪いし」となってしまいます。
自宅が僻地の場合を除いて、なるべく近隣で気軽に立ち寄ることもできる保険ショップや代理店のFPを選ぶのがベターです。もしあなたの担当が退職してしまった場合も近隣の方がその後の引継ぎがスムーズです。
以上、保険相談サイトの選び方のポイントを解説しました。
まとめますと、私の保険営業の経験上、メリットとデメリットから総合的に判断して、大手の保険ショップか大型代理店の2択をおすすめします。
プラスの条件として、近隣を拠点とするFPを選ぶことをおすすめしたいです。
今の時点で、私のおすすめできる条件に合う保険相談サイトは以下です。
どれも大型保険ショップか全国展開の代理店直営です。
■多くの店舗で45社の保険会社を扱える
■独自の保険比較ツールがあり、条件に合わせた提案ができる
■店舗数が多く、訪問型サービスも展開しているので、全国対応している
■FPの営業違反やしつこい勧誘にはとても厳しい姿勢を取っている
全国に店舗展開していて、FPに均一的な提案ができるように教育しています。きちんとお客さんの要望をヒアリングして、客観的なデータを使って比較提案してくれます。女性スタッフが多いので、女性の方でも安心して相談できます。
色々と保険相談サイトを見てきて、顧客目線で1番おすすめできるのは
保険見直し本舗 です。
■取扱保険会社数は30社で、FP全員が全ての保険会社を扱える
■他社と比べて、業界経験年数が長くベテラン揃い(平均業界年数11.8年)
■自宅、ファミレス、喫茶店で相談可能
■強引な勧誘は一切排除している
100パーセント自社の社員のFPが対応する訪問型保険相談サービスは現状
保険見直しラボだけです。
これは他にはない特色で、FP側からすると、問題を起こすとお客さんを紹介してもらえなくなるなど厳しいペナルティがあります。
■取扱保険会社数は40社以上だが、一部40社扱えない店舗あり
■店舗以外でも自宅、ファミレス、喫茶店で相談可能
■強引な勧誘は一切排除している
■「保険IQシステム」という独自システムで客観的に保険が選べる
保険クリニックは日本初の保険ショップです。1999年12月に開業。創業から20年近く経過し、蓄積された経験はIT化されているため、スタッフの保険提案が一定のクオリティを維持しているのが特徴です。
上記の3社が近隣にない場合は、、、
保険マンモスが次点です。
■FPの問題になるような営業に厳しく対処
■取扱保険会社数は平均22社
■相談申込件数は10年間で20万件超
■自宅、ファミレス、喫茶店などに出張訪問
保険マンモスは、保険相談サービスの老舗で、FP側に厳しいペナルティがあることでクオリティを保っています。他の訪問型保険相談サービスで保つことが難しいとされているFPの無理な営業やコンプライアンス違反に真剣に向き合ってきた結果だと思います。
気になる点は、FPの教育面はどうしても均一ではないことです。FPの所属する代理店によって、説明の上手下手、取扱い保険会社がかなり変わってきます。
以上、私が保険業界で長く働いてきて、顧客目線に立っておすすめできる保険相談サイトをまとめてみました。この記事のメリットとデメリットをご覧いただき、素晴らしいFPとの出会いがあることをお祈りしています。
安い医療保険「都道府県民共済」はどんな人におすすめできないか?メリットとデメリットを解説してみた
医療保険を検討している人の中で、県民共済という共済保険があるのを知っている人は多いと思います。今回は都道府県民共済の生命共済入院2型という商品をメリットとデメリットを挙げて解説してみます。
インターネットでも都道府県民共済は最強の医療保険だというサイトを多く見かけますが、誰にでもおすすめできるわけではないので、県民共済を検討している人は以下読み進めてみてください。
「医療保険ってどんな保険?」という方はこちらで医療保険の基本的内容を理解できますので参考にしてみてください。
目次
・生命共済入院2型の特徴~商品解説
・メリットとデメリット
・どんな人におすすめか
・どんな人にはおすすめできないか
・資料請求や加入の方法
・【参考】特約の種類と熟年共済
生命共済入院2型の特徴~商品解説
・入院保障は1日当たり10,000円
病気の場合は124日分、事故の場合は184日分まで日帰り入院も含めて保障されます。
入院保障は、十分手厚い保障と言って良いと思います。
・手術給付金、先進医療も付いている
手術給付金は、程度によって2.5万円・5万円・10万円が保障され、先進医療は最大で150万円が給付されます。これらの保障は通常の医療保険と比較して、保障が弱いです。
・不慮の事故の場合の通院保障も付いている
不慮の事故が原因で14日以上通院した場合は、1日当たり1,500円給付されます。
入院も含めての14日ですが、14日に満たない場合の通院は給付されないので注意が必要です。
不慮の事故限定ですが、入院後の通院が条件でない通院保障が付いているのは、給付が受けやすいと思います。
・年齢が上がっても掛金はそのまま
年齢が上がると月々の掛け金は上がりませんが、保障が下がります。具体的には、60歳までは掛金も保障もそのままです。
60歳~65歳までは保障が下がり、65歳以降は熟年共済に切り替わります。熟年共済の具体的な保障内容は、参考までに本記事の最後に記載しておきます。
・払った掛金の一部が「割戻金」として毎年戻ってくる
実績としては、大体30パーセントから40パーセントが戻ってきます。都道府県民共済の入院2型は月々の掛金が2,000円なので、実質1,600円位でこの保障が付いてくることになります。
都道府県民共済のメリットとデメリット
メリット
・実質の掛金と保障のバランスが良い
・入院保障が手厚い
・条件はあるが通院保障がもらいやすい
・契約年齢が35歳位からお得感が出てきて、50歳以降はかなり安い
デメリット
・手術給付金の給付額が他社に比べて少ない
・先進医療給付金が少ない
・60歳以降は保障が弱くなっていく
都道府県民共済はどんな人におすすめか
・35歳を過ぎていて医療保険に入っていない人
・60歳まで医療保障を安い保険料で手厚くしたい人
・医療保険は最低限で良いと考えている人
都道府県民共済はどんな人にはおすすめできないか
・終身で保障される医療保険に入りたい人
・病歴などがあり健康に不安のある人
・年齢が20代の人
都道府県民共済の資料請求や加入の方法
都道府県県民共済のホームページから資料請求や加入申込手続きができます。
また、インターネットから直接加入ができるようになったようです。
トップページの地図からお住まいの地域を選択して、各都道府県のホームページから資料請求や加入申込ができます。
他社の医療保険も検討したい方は、こちらの記事も参考までに。
【参考】特約の種類と熟年共済
県民共済の特約について
医療特約、新がん特約、新三大疾病特約、介護特約があり、月々の掛金に()内の料金をプラスして付帯することができます。
また下記にまとめた特約は18歳~60歳までの特約です。60歳~65歳は保障が下がりますが、掛金は同料金です。この点注意してくださいね。
・医療特約(+1,000円)
入院一時金:(1回の入院につき) 20,000円
手術:(組合の定めた基準によって)5万円・10万円・20万円
先進医療:(組合の定めた基準によって) 1万円〜150万円
在宅療養:(入院を20日以上継続して退院したとき) 40,000円
疾病障害:(所定の状態に該当した場合) 100万円
・新がん特約(+1,000円)
がん診断: 50万円
がん入院:1日目から無制限 1日当たり 5,000円
がん通院:1日目から60日目まで 1日当たり 2,500円
がん手術:(組合の定めた基準によって) 5万円・10万円・20万円
がん先進医療:(組合の定めた基準によって) 1万円 ~ 150万円
・新三大疾病特約(+1,200円)
がん診断:50万円
入院:(心筋梗塞・脳卒中)1日目から124日目まで 1日当たり 5,000円
入院:(がん)1日目から無制限 1日当たり 5,000円
がん通院:1日目から60日目まで 1日当たり 2,500円
三大疾病手術:(組合の定めた手術) 5万円・10万円・20万円
三大疾病先進医療:(組合の基準によって) 1万円 ~ 150万円 1万円 ~ 100万円
・介護特約(+500円)
重度障害割増:(年金払い、最高で10回のお支払い) 1回につき 50万円
長期入院 事故:185日目から364日目まで 1日当たり 3,000円
長期入院 病気:125日目から244日目まで 1日当たり 3,000円
手術:(組合の定めた手術) 2.5万円・5万円・10万円
熟年共済について
熟年共済については、参考までに都道府県民共済ホームページの内容を記載しておきます。ご覧のように、65歳以降は保障がだんだんと下がっていきます。
熟年共済:月掛金2,000円
保障期間 | 65歳〜70歳 | 70歳〜80歳 | 80歳〜85歳 | ||
入院 | 事故 | 1日目から184日目まで | 1日当たり2,500円 | 1日当たり2,500円 | 1日当たり1,000円 |
病気 | 1日目から124日目まで | 1日当たり2,500円 | 1日目から44日目まで | 1日目から44日目まで | |
1日当たり2,500円 | 1日当たり1,000円 | ||||
後遺障害 | 交通事故 | 1級100万円〜13級4万円 | 1級100万円〜13級4万円 | 1級20万円〜13級0.8万円 | |
不慮の事故(交通事故をのぞく) | 1級100万円〜13級4万円 | 1級100万円〜13級4万円 | 1級20万円〜13級0.8万円 | ||
死亡・重度障害 | 交通事故 | 200万円 | 150万円 | 50万円 | |
不慮の事故(交通事故をのぞく) | 200万円 | 150万円 | 50万円 | ||
病気 | 100万円 | 50万円 | 30万円 |
メディケア生命の医療保険「メディフィットA」はおすすめできるか【メリットとデメリットを正直にまとめてみました】
保険料が安い終身保障が続く医療保険で「メディケア生命のメディフィットA」を検討している方は多いと思います。
「メディフィットAのメリットとデメリットはどんなところ?」
「メディフィットAはどんな人におすすめできるの?」という疑問をお持ちの方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
この記事を読んでいただければ、どんな人に「メディケアA」はおすすめできるのか、
この商品のメリットとデメリットなどを理解していただけると思います。
目次
メディフィットAはこんな人におすすめ【メリット】
メディフィットAの注意点【デメリット】
年齢別保険料の例
まとめ
メディフィットAはこんな人におすすめ【メリット】
・終身保障が続く医療保険を探している人
・保険料をなるべく安く抑えたい人(特に女性)
・女性特有の疾病に備えたい人
・がん一時金や3大疾病、七大疾病の保障も気になっている人
終身保障が続く医療保険を探している人におすすめな理由
メディフィットAは終身保障が続く医療保険なので、加入してからずっと保険料が上がることはありません。入院手術の基本的な保障は特約なしで付いています。
終身保障されなくても良いという人は、県民共済の入院2型をまずはおすすめしています。
保険料をなるべく安く抑えたい人(特に女性)におすすめな理由
メディフィットAの男性の保険料は終身医療保険の中でもかなり安い部類に入ります。女性の保険料は最安値水準です。
なるべく安く終身医療保険を準備したい女性には特におすすめできます。
女性特有の疾病に備えたい人
メディフィットAの一番のメリットは女性特有の疾病保障がとても手厚い点にあります。女性疾病入院特約と女性医療特約という2種類の特約を準備していて、どちらかを選ぶことができます。
女性医療特約は特に手厚い保障が欲しい人に向いていて、入院・手術が保障対象で保障対象の疾病も広いです。
それに対して、女性入院特約は、入院のみが保障対象になり保障対象の疾病は狭くなっています。
このように女性に手厚い商品設計が女性から多大な支持を得ている大きな理由です。
がん一時金や3大疾病、七大生活習慣病の保障も気になっている人におすすめな理由
メディフィットAは、3大疾病と七大生活習慣病での入院保障が手厚くできるようになっています。
がん診断やがん入院の一時金は特約で用意されていて、特約の保険料も高くないので、がんを始めとした三大疾病や七大生活習慣病の保障を手厚くしたい方に良い保険だと思います。
がん保険を単独で用意するほどではないけど、がんにもある程度備えておきたいといった中間的な要望に合っています。
【デメリット】メディフィットAの注意点
・がん診断特約が2回目以降の支給が2年間に1回であること
・3大疾病保障特約の保障の範囲が狭いことと、一時金は保障期間で1回のみ
がん診断特約が2回目以降の支給が2年間に1回であること
読んでそのままの意味になりますが、一度がん診断給付金を受け取った後、2年間は受け取ることができませんので、新CUREの1年に1回受け取れる条件と比較して弱いです。
3大疾病保障特約の保障の範囲が狭いことと、一時金は保障期間で1回のみ
オリックス生命の新CUREと同様ですが、三大疾病一時金は「がん・心筋梗塞・脳卒中」と病名が限定されています。
この一時金は保障期間で1回だけしか給付されません。2回目以降の支給はありませんので、注意が必要です。
年齢別保険料の例
(男性) (女性)
20歳:1,130円(1,585円) 20歳:1,290円(1,755円)
30歳:1,505円(2,155円) 30歳:1,570円(2,225円)
40歳:2,105円(3,115円) 40歳:1,880円(2,815円)
50歳:3,040円(4,665円) 50歳:2,610円(3,865円)
※1先進医療特約付帯
※2()はがん一時金特約50万円を付帯した場合の保険料
「メディフィットA」とよく比較されるのが、オリックス生命の「新CURE」です。
新CUREについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
オリックス生命の「新CURE」と保険料や保障内容が似ていますが、
どちらがおすすめできるかというと、男性で保険料が安い方を選びたい人は、
「新CURE」をおすすめします。保険料が少し安く、がん診断一時金や三大疾病一時金がもらいやすいからです。
女性で保険料が安い方を選びたい人、女性疾病が心配な人は「メディフィットA」が保障内容、保険料の面でも有利です。
また、子供が独立するまでの期間限定で保障が必要な人には、県民共済の入院保障2型が良いでしょう。
都道府県民共済については、こちらで詳しい解説をしていますので、参考になると思います。
オリックス生命の医療保険「新CURE」はおすすめできるか【メリットとデメリットを正直に書きます】
終身で入れる保険料の安い医療保険を探していて、オリックス生命の「新CURE」が気になっている方は多いと思います。「保険料は安いけど、他の会社の医療保険と比較して何かデメリットがあるの? 」とか「新CUREの30代の保険料はどれくらい?」といった疑問に答えます。
元保険営業の私の観点から、他の会社の医療保険と比較してメリットと言える部分と逆にデメリットの部分を解説して、どんな人におすすめできるかを明らかにしたいと思います。
[目次]
- 新CUREのメリット
- 新CUREのデメリット
- 月々の保険料はどれくらい?
- よく比較される他の保険会社の医療保険
- 新CUREはどんな人におすすめ?
- まとめ
新CUREのメリット
・保険料(特に男性)が最も安い水準
他社の保険料と比較して、最も安い水準です。特に男性はどの年齢別にみても最安値水準です。
掛捨ての医療保険ですから、長期でみて保険料が安いのは大きなアドバンテージです。
・三大疾病で入院した場合、入院限度が無制限まで保障される
通常の病気の場合だと1回の入院の保障限度は60日までですが、三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で入院した場合は、1回の入院日数の限度は無制限に保障されます。最近では入院の短期化が進んでいますが、三大疾病の疾患は長期入院になりやすいため、安心感は高いと思います。
通常の医療保険の内容を理解したい方はこちらの記事も参考になると思います。
・七大生活習慣病で入院した場合、入院限度が120日まで延長される
先ほどの説明と重複しますが、通常の病気の場合だと1回の入院の保障限度は60日までですが、七大生活習慣病(糖尿病、高血圧性疾患、肝硬変、慢性腎不全)は1回の入院限度の日数が120日まで延長されます。
統計では3人のうち1人が7大生活習慣病で入院していて、30日を超える入院も多いという事実から、7大生活習慣病の入院限度日数を引き上げていることは好感が持てます。
・先進医療特約が他社よりも手厚い
先進医療の治療が2,000万円まで実費給付されて、さらにその給付の10パーセントの一時金がもらえるようになっています。他社では1,000万円までという医療保険もある中で優秀だと言えます。
・がんに手厚い特約が準備されている
がん一時金が1年に1回を限度に何度でも給付される特約や、がんでの通院で給付が受けられる特約も準備されています。がんという病気の特性上、何度も再発する可能性がよくあり、通院も長期間になる場合が多いことから、がんの保障を手厚くしたい人にもしっかりと特約で対応している印象です。
新CUREのデメリット
・がん一時金特約の給付条件が分かりづらいこと
がん一時金特約の一時金は1回目はがんと診断されたら給付されるのですが、2回目からは入院しないと給付されないようになっています。この点は「がんと診断されたら必ずもらえる」と、勘違いしている人がいるので注意が必要です。また一時金の回数は無制限ですが、1年に1回までとなっている点も注意してください。
・重度三疾病一時金特約の給付条件がもっと複雑で分かりづらいこと
「重度三疾病一時金特約の三大疾病」は、「入院日数が無制限になる三大疾病」よりも範囲が狭くなっています。
入院日数が無制限になる三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)に比べて、重度三疾病一時金特約の三疾病は「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のように病名が限定されている点に注意が必要だと思います。
・女性の保険料は比較的安いが、最も安い水準ではない
特約を付ける付けないで保険料は変わってきますが、女性の場合はメディケア生命の方が安くなる場合が多いと思います。
希望する特約を付帯した状態で、他社の保険料と比較することをおすすめします。
保険料はどれくらい?
新CUREの月々の保険料の例
・保険期間:終身
・払込期間:終身払い
・入院保障日額:5,000円
・先進医療特約:付加
・()はがん一時金特約50万円を付けた場合の保険料
契約年齢
20歳:男性1,152円(1,757円)女性1,385円(1,940円)
30歳:男性1,531円(2,426円)女性1,683円(2,473円)
40歳:男性2,166円(3,536円)女性2,000円(3,080円)
50歳:男性3,165円(5,300円)女性2,697円(4,112円)
以上が男性と女性の年齢別の保険料となります。
先ほどメリットの箇所でも言いましたが、男性の保険料は最も安い水準です。
よく比較される他の保険会社の医療保険
比較されることが多いのが、メディケア生命の「メディフィットA」、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「新健康のお守り」、メットライフ生命の「フレキシィS」あたりだと思います。保険料の安さも近い水準です。
新CUREはどんな人におすすめ?
・基本的な保障の充実した終身医療保険を探している人
・三大疾病(特にがん)が心配で、一時金がもらえる特約を付ける人
・医療保険でがん通院の保障を準備したい人
まとめ
オリックス生命の「新CURE」のメリットとデメリットをお伝えしましたが、実際にかなり人気のある医療保険です。それだけ多くの人に支持されているということからも安心感の高い商品であると思います。気になる方は保険相談の時に、他の会社の医療保険の内容や保険料も比較してもらうと、後悔のない保険選びができると思います。